2007-05-17
昨日の日記にも書いたけど、8年ほど前はひどい状況だった。
一言で言えば「仕事に行き詰っていた」。 孤立もしてたし、何処に向かっていいかも分からなかった。 たぶんこっちは間違っている、とうすうす感じていながらも、頑張るしかないと思っていた。 ただどんなに頑張っても、私の方面の技術でなくて「パワーポイントの書き方」や「取引先への忠誠心」のようなものでしか相手から評価されず、そして何よりそういうもんが見えないと恫喝されるも誰もこちらの上司は助けちゃくれなかった。
なんだか意味の分からないことで何度か上司が怒られに行く。
他の会社がもちょっと技術よりの仕事をさせてもらってるんだけど、そいつら全然できない。 で、何時間も「あーでもない、こーでもない」ってやってる。 見かねて関係ないけど「ちょっと見せてください」って見てみると設定がおかしい。 で、ちょっとコマンド叩いて直してやる。んなもんすぐ直る。 でも相手の会社(でっかい会社だよ)のちょっとリーダっぽい人が「そうなってるって報告受けてたんですけどね。ちゃんとなってなかったみたいです、助かりました」とか言ってる。
報告って。。。。。 コマンド叩いて見てみれば一秒でどうなってるか分かるんですけど。 それをやらないで、パワーポイントで丁寧に作られた報告書眺めてずっと「できない、できない、どうしてだ!」ってやってたんですか?
まぁ、そういうことは、一度や二度ではない。 しかし、そういう能力や技術は評価されなかった。 あくまでも時間とか忠誠心とか報告書の厚みとかが足りないと怒られ続けた。
なんかがおかしい。このままじゃだめになる。 そしてダメになるのは、私だけだ。周りは知らん振りだ。
で、「産休を取りたい」「今年は産休を取る」って、だんなにずっと言っていた。結婚もしてないのに。 合法的に逃げるにはその方法しかなかった。
だんなは「そうか、分かった」って言ってくれてた。 で、本当に妊娠した。飛び上がるほど嬉しかった。 これで逃げられる。<動機が不純すぎるが
私が逃げたところでどうにかなるなんてことは、やっぱり無かった。 「毛色の悪い仕事」でしかない。誰もやらないで適当にまわしてたらしい。今も適当な誰かがやってはいるが、時間だけでしか計られない仕事だから、社員は関わってない。
あおいちゃんは私にとって救世主だった。 私をその存在だけで救ってくれた。 やっと自分の人生が始まった。
子供は面倒で大変だけど、あんな救いの無い仕事より全然まし。 あんな仕事ずっとやらなきゃならなかったら、ノイローゼでどうにかなるだろう。 あそこで子供ができなかったらどうなってただろう。考えただけでも怖い。
あおいちゃん本当にあなたは私の太陽なのだよ。
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